2007 Fiscal Year Annual Research Report
植物病原細菌Erwinia chrysanthemiの病原性に必須遺伝子の解析
Project/Area Number |
07F07156
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
露無 慎二 Shizuoka University, 創造科学技術大学院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KABIR M.S. 静岡大学, 創造科学技術大学院, 外国人特別研究員
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Keywords | 植物病原細菌 / エルウイニア菌 / 溶菌サイクル / σ因子 / マイクロアレー / 鉄関連制御遺伝子 |
Research Abstract |
まず、Erwinia chrysan themiにおいて、σ因子の候補をコンピューターによって探り、溶菌関連σ因子をクローニングした。これより、プラスミド上で欠損変異株を作成し、マーカーエクスチェンジ法によって、染色体に変異を導入することを試みたが.恐らくその致死性によると考えられたので、化学変異原を用いて、高温感受性の突然変異隊を分離することにした。次に、本変異株と野生型菌の高温と低温培養条件より分離した全RNAについて、マクロアレー解析を開始している。また、本変異株の表現型、特に、ストレスに対する耐性、生態系における寿命、植物病原性に果たす役割について検討を行っている。なお、これに関連して、鉄取り組み関連の制御遺伝子についても、解析を行っており、植物の病原性発現機構として重要な役割を果たしていることを章にした。
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