2008 Fiscal Year Annual Research Report
文化遺産と観光のサステナブル・インテグレーション:比較政策研究
Project/Area Number |
07F07307
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
石森 秀三 Hokkaido University, 観光学高等研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LOULANSKA T. S 北海道大学, 観光学高等研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 文化遺産 / 持続可能な観光 / 比較政策 / アイヌ民族 / 縄文文化 / 北海道 |
Research Abstract |
文化遺産のワイズユースとサステナブル・ツーリズムは現代世界における世界的課題であるが、文化資産と観光のサステナブル・インテグレーションについてはまだ十分に望ましいおり方が確立されていないのが現状である。 本研究は、文化遺産と観光のサステナブル・インテグレーションに焦点を当てた調査研究を行うとともに、それらの調査研究によって得た成果にもとづいて、サステナブル・インテグレーションの政策モデルを検討し、より普遍的な政策展開のための方策を検討することを目的にしている。 今年度は、主として北海道における文化遺産と観光のサステナブル・インテグレーションに焦点を当てた調査研究を行った。そのさいに、北海道大学アイヌ先住民研究センターの協力を得て、アイヌ民族における文化遺産を活用した観光のあり方について調査を行うとともに、伊達市噴火湾文化研究所等の協力を得て、北海道における縄文文化遺産を活用した観光のあり方について調査を行い、貴重なデータの収集を行うことができた。
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