2007 Fiscal Year Annual Research Report
Siナノ結晶光増感剤による希土類イオン及び遷移金属イオンドープ光学材料の高性能化
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07F07322
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤井 稔 Kobe University, 工学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SUN Hong-Tao 神戸大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | シリコン / ナノ結晶 / 光増感 / 遷移金属 / 希土類 |
Research Abstract |
受入研究者がこれまで行ってきた,希土類元素とシリコンナノ結晶をドーピングしたSiO_2薄膜に関する研究を拡張し,重金属ガラス中に希土類イオンもしくは遷移金属イオンとシリコンナノ結晶を同時にドーピングするための技術開発を行うことを目的に研究を行った.このような系ではシリコンナノ結晶の光増感作用により希土類イオンもしくは遷移金属イオンを高効率に励起できる可能性があり,既存の光増幅器に取って代わるコンパクトな光増幅器を形成するためのキーマテリアルを実現できる可能性がある.今年度は,スパッタリング法による遷移金属ドープガラス薄膜作成の条件出しを行い,次年度以降に本格的な研究を行うための基礎固めに重点をおいて研究を行った.その結果,スパッタリング法によりクロムドープガラス薄膜を作成すること及び組成制御によりクロムイオンの価数を制御することに成功した.また,クロムドープガラス薄膜中にシリコンナノ結晶をドーピングするための基礎実験を行った.しかしながら,同時ドーピング法ではシリコンナノ結晶の形成とクロムイオンの高い発光効率を両立することは非常に困難であることが明らかになった.そこで,クロムイオンもしくはニッケルイオンをドーピングしたガラス薄膜とシリコンナノ結晶を交互にスパッタ堆積する方法の検討を開始した.この方法では,発光層と光増感剤(シリコンナノ結晶)の層が別々に形成されるため,作成条件の自由度が非常に大きくなり,期待した特性を持つ薄膜を形成できる可能性が高い.
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Research Products
(1 results)