2007 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタスコンピューティング環境におけるプライバシー保護技術とその応用
Project/Area Number |
07F07363
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
曽根原 登 National Institute of Informatics, 情報社会相関研究系, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HUDA Md Nurul 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 外国人特別研究員
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Keywords | プライバシー / セキュリティ |
Research Abstract |
病院のデータベースに蓄えられるPersonal Health Records(PHR)は、プライバシー保護のため、制限された使用(医者が調べるときだけ)しかできない。患者は、病院のデータベースに蓄えられる自分自身のPHRをコントロールし、管理できるような十分な柔軟性を持っていない。また、1つの病院に蓄えられたPHRは、ディスクロージャー制限のため別の病院では使えない。大きいボリュームのデータのユーザビリティを増大させるためには、患者は、自分自身のデータをコントロールするためのより柔軟な選択肢を決定できる仕組みを持っているべきである。 そこで、患者はPHRのオンライン・データべースを作成し、患者にそれらのPHRへのアクセスを柔軟な方法でコントロールさせることができるようにすることによって、病院を越えてデータのユーザビリティが拡張できる。 この研究に関して2008年4月9日にクロスフィールドデータ中心科学シンポジウムにおいて「病院のPersonal Health Records(PHR)-プライバシー対ユーザビリティ」という内容で講演を行った。 また、特定のエンティティから他のエンティティでも自分自身のPHRへのアクセスをできるようにし、データを受け取ることにより、患者が自分自身のPHRをコントロールすることを可能にする「Controlling Personal Health Records」というデモシステムも作成した。
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Research Products
(1 results)