2008 Fiscal Year Annual Research Report
共創的な人間-ロボットインタラクションにおける相互模倣プロセス
Project/Area Number |
07F07369
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
三宅 美博 Tokyo Institute of Technology, 大学院・総合理工学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ARIS Alissandrakis 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 模倣 / 社会学習 / ヒューマンロボットインタラクション |
Research Abstract |
HRI(ヒューマンロボットインタラクション)の重要な論題の一つに、従来のようにロボットをプログラミングせず、やって見せることにより人間同士が行うように作業のやり方を教える("observation learning観察学習","imitation模倣")というものがある。これはシステム的観点(人間の行動を捉え理解するハードウェアとソフーウェア)と人間的観点(人が実際どのように行動し、ロボットがどの程度理解すると予期するか)の2点から見ることができる。これら2つの観点は情報伝達に対話という形式で用いられる。 教える作業のシナリオ(人が先生でロボットが生徒となる)の中で、まずは人間的観点から人がどのように「自然な(自由な)」やり方で教えるのかについて検証を行いたいと考える。 ユーザースタディから得られた観測を基にすれば、人が何かを教える際のデモンストレーションをロボットが検知し理解するために必要なシステム条件のより良い情報が得られる。2008年6月のユーザースタディから人はロボットを助けようとするという結果が得られた。しかしロボットの返答内容が具体性を欠いていた為、どのような指示をするべきか迷っていたのが見られた。 これはロボットの能力(動作、理解力について)を人に積極的に示さなければならないという前提のデザインで実験を行ったことによる。 この点をさらに研究する為に2009年2月にまたユーザースタディを行った。その際は人がデモンストレーションした内容をロボットが説明しながらより詳しい返答を行うようにして、ロボットの認識能力を示した。
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Research Products
(2 results)