2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07F07380
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岸本 喜久雄 Tokyo Institute of Technology, 大学院・理工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI Fengming 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 多層積層構造体 / 圧電材料 / 波動現象 / 不均質体 / 構造健全性 / 超音波 / 分散曲線 / 非破壊検査 |
Research Abstract |
マイクロシステムの機能を十分に発現させるためには,構造健全性の確保が必須である.これらのシステムは種々の材料から構成される多層積層構造体であることが特徴であり,各層の材料特性,密着性,剥離などの多層構造体としての構造健全性を適切に評価する手法の開発も重要ある.実用に供する評価や検出には非破壊的な手法が望ましいが,有効な評価法が未だ確立されていないのが現状である.また,これらのシステムにおいては,力学的な負荷ばかりでなく圧電現象による影響も重要である.そこで,本研究では,波動現象を利用した信号処理デバイスの高機能化への応用も視野に入れ,不均質圧電体からなる多層積層構造体内の波動伝播特性を明らかにすることを目的とした.特に,本年度は,圧電現象を考慮した不均質構造体内の波動伝播特性を把握することを目的として,圧電体構造体内の波動伝播挙動についての解析ならびに圧電構造体の試験片の作成ついて検討するとともに,超音波探傷装置を用いた波動伝播特性の計測について検討した.
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