2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07F07428
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
竹田 真木生 Kobe University, 農学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SHAO Qi Miao 神戸大学, 農学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | CYCLE / CLOCK / Circadian clock / Dianemobius nigrofasciatus / Allonemobius allardi |
Research Abstract |
1)昆虫の概日時計の多様性を比較するために2種のコオロギをつかってその脳の概日振動にかかわる要素のクローニングとマッピングを時計に関連する蛋白質をターゲットにして行った結果、種の多様性があきらかになった。多くの時計遺伝子でアンチセンスRNAが発現する証拠を示した。 2)インドールアミン代謝系の要素が時計の出力系に共存することを示した。 3)インドールアミン代謝系の要素がPDFやPTTHの発現細胞に共存することを示す証拠をえた。 4)これら内分泌的な出力にはsmall G-proteinのひとつRab蛋白質が関与することがわかった。 5)光の入力系の因子をクローニングし、抗体を作り、この発現部位を探索した。網膜外受容体の存在を示唆した。 6)コオロギやゴキブリの睡眠の特徴を調べた。脳波の発生を示唆するデータを得た。 7)ヲルバキアの感染によって、種の生殖隔離が壊れる系を用いて、交雑が、生育速度、走行リズムや虫鳴にあたえる影響を観察し、genomic imprintingを示唆するデータを得た。
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