2007 Fiscal Year Annual Research Report
(Pt/Pd)ナノロッド、ナノワイア、多孔体ナノ構造の開発
Project/Area Number |
07F07609
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
有賀 克彦 National Institute for Materials Science, ナノ物質ラボ, グループリーダー
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAIKAT Mandal 物質・材料研究機構, ナノ物質ラボ, 外国人特別研究員
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Keywords | ナノ構造 / ナノロッド / ナノワイア / 超分子化学 / 界面活性剤 / 界面科学 |
Research Abstract |
本申請研究では、材料化学、超分子化学、界面科学の技術を駆使して、(Pt/Pd)材料を中心とした様々なナノ構造(ロッド、ワイア、多孔構造など)の開発を行う。特に、界面活性剤などのミセルやエマルジョンなどの構造を鋳型とし、白金やパラジウムなどの金属イオンの配位と還元、有機物の除去という過程を経ることにより、ナノロッド構造、ナノワイア、多孔性構造を構築する方法論を確立・実証することを目標とする。また、これらの構造を有機分子やバイオ素材に逆転写するというこれまでにはない研究テーマにも取り組む。初年度は、予備的な知見を総合的に得ることを目標とし、比較的小規模な実験を行った。その中でも、比較的見通しの明るい研究テーマについて、実験を進める。例えば、イオン性界面活性剤であるCTABやSDSの棒状ミセルとH_2PtCl_6が共存する条件化で還元反応を行い、白金のナノ粒子やナノロッド構造を得る手法を検討した。その一方で、不斉アミノ酸を含む界面活性剤共存下での金粒子作成などのチャレンジングなテーマについても検討を重ねつつある。研究機関がまだ充分ではなく、論文などの成果を出すにはいたっていないが、可能性の感じられる予備知見が得られつつある。
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