2009 Fiscal Year Annual Research Report
ナノ構造有する電極材料の合成とリチウム電池への応用
Project/Area Number |
07F07611
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
周 豪慎 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, エネルギー技術研究部門, グループ長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Yonggang 独立行政法人 産業技術総合研究所, エネルギー技術研究部門, 外国人特別研究員
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Keywords | リチウムイオン電池 / ナノ構造電極材料 / リチウム空気電池 / リチウム-銅二次電池 / 固体電解質 / 電極触媒 |
Research Abstract |
これまでには、電池には1種類の電解液のみを使っている、例えばリチウムイオン電池或はニッケル水素電池には、それぞれ、有機電解液、水溶性電解液を使っている。平成21年度には、世界初めて、「有機電解液/固体電解質/水溶性電解液」という構造を有するハイブリッド電解液のコンセプトを提案し、更に、それを利用して、新型リチウム空気電池を開発した。開発した新型リチウム空気電池の空気極の容量は50000mAh/gに達成している、単純にリチウムイオン電池の正極活物質ベースの容量に比べると約数十倍アップしている。新型リチウム空気電池の開発には、国内のみではなくて、欧州、米国、中国には、大きな波紋を与えています。更に、ハイブリッド電解液も利用して、電池歴史上に新しいタイプの電池であるリチウム-銅二次電池を開発した。リチウム-銅二次電池は大容量(正極活物質ベース=843mAh/g)のみではなくて、リサイクルも簡単に出来る電池なので、世界的に注目されている。その成果を2009年8月24日に産総研プレスリリースとして発信した、日本のみではなくて、米国、欧州、中国など海外にも大きな波紋と関心を与えた。これらの成果について、国内のみではなくて、海外のメディア、例えば英国のFinancial Timesも取材に来ている。 これらの成果がJournal American Chemical Society, Journal of Materials Chemistry, Journal of Power Source, Electrochemical Communicationなど世界一流の学術誌に掲載されている。
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Research Products
(5 results)