2008 Fiscal Year Annual Research Report
自然科学と理論的交換を基にした人間科学の認識論的再分類化
Project/Area Number |
07F07702
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
DUMOUCHEL Paul Ritsumeikan University, 先端総合学術研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DAMIANO Luisa 立命館大学, 先端総合学術研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 人工的共感 / 人工的感情 / マンマシンインターフェイス / 自律ロボット / 形象化された人工知能 / 模倣 / ロボットによるヘルスケア |
Research Abstract |
今年度は「アーティフィシャル・エンパシー」に関する国内外の専門家と共に研究を進めた(セミナー、インタビュー、研究所の訪問)。昨年度の結果にもとづき、私達は感情と共感の人工的実現のために、ロボット分野から研究を進めている研究者たちに特に注目した。 1、ソーシャル・ロボット分野の国内外の研究者たちと2回のセミナーを実施 立命館大学において、Lola Canamero教授(Hertfortshire大学、ロンドン、英国)と共に「フィーリックス・グループ・プロジェクト」(2008年7月7日)を、同大学院先端総合学術研究科の教授や大学院生を対象に実施した。「ヘルス・ケアにおける共感のメカニズム」(2009年1月24日)は、グローバルCOE(松原洋子教授、立命館大学、京都)の協力のもとに開催された。柴田崇徳博士(産業技術総合研究所、筑波、日本)、Maja Mataric教授(南カルフォルニア大学、ロサンゼルス、米国)(テレビ中継)に参加頂いた。 2、日本のロボット研究所の訪問とインタビューを実施 (1)、柴田崇徳博士(産業技術総合研究所、筑波、日本)、(2)、浅田稔教授(知能・機能創成工学専攻、大阪大学、大阪)、(3)、小嶋秀樹教授(事業構想学部、デザイン情報学科、宮城大学、仙台)、(4)、平田泰久准教授(ロボットシステム学、東北大学、仙台)、(5)、山海嘉之教授(システム情報工学、筑波大学、筑波)、(6)、高西淳夫教授(高西研究室、ヒューマノイド研究所、早稲田大学、東京)。インタビューについてはビデオ記録し、ロボット実験のデモストレーションを見学した。そして彼らのアプローチとプロダクションを批判的に分析した。 また、科学的分野に対してこの結果を発表するために、AEPの第3段階の準備を開始した。特に、(1)、バセッティ・ファンデーションのバイリンガルのサイト(英語とイタリア語)において、ブログ形式で最新の研究結果を発表する。(2)、本研究について、英語での出版に興味を持っているプライベート・アメリカン・ファンデーションと連絡をとりあっている。
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Research Products
(7 results)