2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本政府の産業政策とグローバル企業グループ戦略・組織比較
Project/Area Number |
07F07709
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
清家 彰敏 University of Toyama, 経済学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
元 長東 富山大学, 経済学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 産官学連携 / 日中 / 政策決定 / イノベーション / 産業化 / 起業 / 海外進出 / 中関村 |
Research Abstract |
日本の産業政策と企業行動について、組織間関係の視点で史的に研究し、日本型産業政策について考究し、東アジア特に中国、韓国の経済発展と将来動向について講演、図書などを作成、学会報告した。日本の第2次世界大戦以後の産業化過程は、中国他の発展途上国とって、将来の産業化の模索の際の有効な資料となる。特に産業化においては日本の第2次大戦後の大蔵省、MITIの動向が注目される。成果は以下である。1)日本が産業化の調査特に中国政府が政策・制度を作成・施行していくために参考となる日本の経験については重点的に文献、インタビュー調査を行った。2)産業化を実現した政策・法律の施行過程、作られた組織の役割については、日本の官僚にインタビューを行った。インタビュー調査は以下である。金融庁検査局長畑中龍太郎氏インタビュー財務省大臣官房文書課長、近畿財務局長の経験を踏まえ、日本の政策決定過程と大蔵省の機能について、広い視野から大枠を聴き取ることが出来た。中国は財務部門は中国政府全体の政策決定過程で力を持たない弱い省であり、日本と対照的であり、世界的に強い省として知られるMITI通産省(METI経済産業省)と大蔵省の関係について考察した。経済産業省技術振興課長住田孝之氏講演。経済産業省の現在の経済・特に技術・イノベーション政策、産官学の産業振興について整理した。矢崎総業顧問(元大蔵省事務次官)尾崎護氏と対談最後に大蔵省事務次官経験者から、政治、社会と産官学の関係といった大所高所のお話を広い視野で聴取。討議を経て、整理していく過程でまとめ講演・図書・学会で研究成果の発表を行った。
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Research Products
(1 results)