2008 Fiscal Year Annual Research Report
メコン流域における地球温暖化が更に進んだ場合の水文状況に関する研究
Project/Area Number |
07F07833
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中山 幹康 The University of Tokyo, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Yi 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | メコン流域 / 地球温暖化 / 水文状況 |
Research Abstract |
この研究は、国際河川流域における水資源管理の統合的な手法を研究することを目的としている。水文モデル、リモートセンシング衛星データベース、および、地理情報システムツールを用い、国際河川流域の水危機に対する予測を行う。初年度では、国際河川流域の干ばつや洪水時の水資源管理の体系的な見直しを行った。また、干ばつや洪水時の国際河川流域における水紛争の調停方法の比較を行った。この比較は、地域の状況や水政策の歴史的背景に最適な戦略を見極めるのに必要なものである。政府間における対応策を要約し、また、洪水の特徴、気象条件、水文状況により、国際河川においてどのように洪水が洪水管理政策に影響を与えるのかを分析した。さらに、メコン川流域についての水文地質学、気象、リモートセンシング、GISデータなどを含むデータベースの収集も行った。 また、「第一回斜面防災世界フォーラム」と「各種災害リスク低減のためのシンポジウム」の二つの国際会議では、主催者側の一員として、準備段階より、会議登録やロジを含め、すべての準備会合に参加、運営をサポートした。具体的には、組織委員会による、会議用の優秀な論文の選定や、会議予稿集の編集のため、すべての著者との連絡をサポートした。「Landslide Disaster Risk Reduction」中に論文"Case studies and national experiences"を発表した。 上述の仕事を通じ、国際連合大学および他の国際機関の研究者の方々と自身の研究について、議論や意見交換をする機会を多々得ることができた。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article]2008
Author(s)
Herath S, Wang Y
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Journal Title
Landslides-Disaster Risk Reduction(Springer-Verlag Berlin Heidelberg)
Pages: 650(475-497)
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