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2007 Fiscal Year Annual Research Report

加速器ニュートリノを用いた電子ニュートリノ出現事象の探索

Research Project

Project/Area Number 07J03751
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

松岡 広大  Kyoto University, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)

Keywordsニュートリノ / T2K / ミューオンモニター / FNAL T968
Research Abstract

2009年4月からデータ収集開始するT2K実験で、J-PARCの50GeV陽子シンクロトロンで生成するニュートリノを用いて電子ニュートリノ出現事象の探索を行う。このT2K実験においてニュートリノビームの方向と強度をモニターするミューオンモニターの開発を行った。
検出器設計の最終段階として、その長期安定性を調べるため、米国フェルミ研究所にあるNuMIビームラインでミューオンビームを照射する試験を行った(FNAL T968実験)。そのためにまず、イオンチェンバーのプロトタイプを製作し、シリコンPINフォトダイオードおよびCVDダイヤモンド検出器とともに、京都大学化学研究所先端ビームナノ科学センターにある100MeV電子線形加速器を用いて動作試験を行った。そこで検出器の不良がないかチェックするとともに基本性能を測定した。その後、それら検出器をフェルミ研究所に輸送、NuMIビームラインに設置し、11月にデータ収集を開始した。そして現在にいたるまで、どの検出器も問題なく安定に動作することを確認した。これにより検出器の設計を確定し、来年度の検出器実機製作に向けて部品発注等の準備を進めた。
また、検出器をよい位置精度で固定し、さらにキャリブレーション用に検出器をリモートで移動させるための架台設計を行った。
これらの研究により、T2K実験の要請を十分に満たすミューオンモニターを開発することができた。そして、来年度からスケジュール通りに製作にとりかかることができるようになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] T2K実験に向けたミューオンモニターの長期試験22008

    • Author(s)
      松岡 広大
    • Organizer
      日本物理学会第63回年次大会
    • Place of Presentation
      近畿大学
    • Year and Date
      2008-03-26

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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