2008 Fiscal Year Annual Research Report
フィルタレススペクトルイメージセンサの開発とバイオチップへの応用
Project/Area Number |
07J03964
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
丸山 結城 Toyohashi University of Technology, 大学院・工学研究科, 特別研究員(PD)
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Keywords | フィルタレス / 蛍光検出 / スペクトルイメージセンサ / DNA検出 / バイオチップ |
Research Abstract |
本年度の目的は(1)フィルタレススペクトルイメージセンサの設計・製作および画像取得(2)バイオチップへの応用を行うため、集積回路・センサ上へのDNA固定化および細胞培養(3)蛍光測定精度の向上およびnMオーダーのDNA検出であった。 (1)の設計・製作および画像検出を達成するため、外部信号処理回路およびプログラムの開発のため、スイス連邦工科大Processor Architecture Laboratoryにて研究を行った。この研究室ではこれまで様々なカメラシステムをイメージセンサの開発から実装まで行っている。外部信号処理回路はハードウェア記述言語を用いて、Field Programmable Gate Array(FPGA)に書き込み構築した。またシステムの制御にはC++のプログラムを開発し、使用した。最終的なフィルタレススペクトルイメージセンサの実装までは至らなかったが、スペクトルイメージの画像化に向けて大きく進展した。 (2)の集積回路・センサ上へのDNA固定化を達成するため、センサ表面の修飾、DNA固定化プロトコルを検討した。また細胞培養に関しては、ガン細胞を集積回路・センサ上へ培養し、信号検出を試みた。またセンサ表面を修飾することにより、細胞パターニングにも成功した。バイオセンサとしての応用に向けて、十分な準備ができたと考えている。 (3)については昨年度に達成しており、学会等でも報告済みである。
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Research Products
(3 results)