2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07J05285
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中山 真里子 Waseda University, 文学研究科, 特別研究員DC1
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Keywords | 視覚的単語認識 / バイリンガル / プライミング / 語彙判断 / 語彙処理 |
Research Abstract |
「バイリンガルの視覚的単語認識についての研究」については、先行論文の精読を行い現在のバイリンガル研究の背景を理解した。また、日本語を母国語とする英語バイリンガルを対象とした実験の準備をほぼ完了させた。 2007年4月から8月末まで(産休に伴う中断)具体的には以下の作業を行った。 1.先行研究のまとめ (1)バイリンガル研究の先行文献と書物をデータベースや図書館で検索、入手(海外および国内)した。 (2)入手した論文および書物の精読を行った。 (3)精読後の論文に対し受け入れ研究者と毎週2〜3時間ほどのディスカッションを行った。 2.実験準備 (1)実験パラダイムを確認し実験に必要なソフト(日本語語彙データベース、DMDX等)のセッティングを行った。 (2)バイリンガルの語学力検定に必要な単語テストをアメリカより購入した。 (3)実験条件を検討し、それに伴う詳細な統計解析の計画を立てた。 (4)語源を同じくする対訳語60ペアおよび語源が異なる対訳語を120ペア刺激として選定した。 (5)語彙判断課題で使用する非単語の選定を行った。 3.人を対象とする実験に関する倫理上の対策について (1)早稲田大学研究推進部の規定に従い,人を対象とする研究等倫理審査を申請し認可を受けた。 4.熟練バイリンガル被験者の確保 (1)2007年6月末から7月初旬にかけてカルガリー大学を訪問しカルガリー大学心理学部助教授Dr. Sears及びマニトバ大学心理学部助教授Dr. Glenwrightより日本人留学生を対象とした実験の協力を約束して頂いた。
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