2007 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス時代におけるヒューマンインタフェースの再構築
Project/Area Number |
07J08154
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
渡邊 恵太 Keio University, 大学院・政策・メディア研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | ヒューマンインタフェース / ユビキタス / ユーザ中心設計 / インタラクションデザイン / 情報爆発 |
Research Abstract |
情報機器が場所を越えて遍在していくユビキタス時代が訪れる。従来のように個別の機器の使いやすさだけではなく、最終的にユーザにどのような情報を提供するか、すなわちユーザを中心にシステムの設計する必要がある。本研究では、部屋の単位での情報の提供を検討し、ユーザが個別の機器を意識しなくとも、活動の経過のなかで情報を獲得することのできる情報提示の研究を行っている。本年度は、膨大な情報をユーザが日常生活で容易に獲得すること目的とした「眺めるインタフェース」についての論文をまとめた。眺めるインタフェースは、従来のコンピュータのように、操作を前提とした利用スタイルをとらずに、他の作業の合間や移動の中で並行的に情報を獲得するためのインタフェースである。眺めるインタフェースには次の4つの特徴がある。1)持続的な情報提示。2)自律的な情報処理と視覚化。3)調節型のインタラクション。4)見た目として美しい。これらの特徴を持つ眺めるインタフェースは、ユビキタス環境を前提とし、膨大にある情報と人間がうまく付き合うことを可能にし、日常的な発想支援に貢献するものと考える。
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Research Products
(6 results)