2008 Fiscal Year Annual Research Report
tRNAプロセシング酵素RNase Pのサブユニット間相互作用に関する研究
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07J09329
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
木房 まゆみ Kyushu University, 大学院・農学研究院, 特別研究員(DC1)
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Keywords | RNase P / Pyrococcus horikoshii / protein-protein interaction |
Research Abstract |
超好熱古細菌Pyrococcus horikoshii由来RNase Pは、前駆体tRNAのプロセシングに関わる酵素で、1種のRNAと5種のタンパク質(Ph1481p、Ph1491p、Ph1601p、Ph1771p、Ph1877p)から構成されることが明らかになっている。Ph1481pとPh1877p間の相互作用については結晶構造解析が行われ、複合体の構造が決定しているが、Ph1481はさらにPh1601とも相互作用することが報告されている。そこで、Ph1601-Ph1481-Ph1877の三者複合体の精製を試みた。まず、各タンパク質を大腸菌を用いて大量発現、精製し、得られたタンパク質を用いてPh1481-Ph1877の複合体の精製を行った。その結果、溶液中においてはPh1481-Ph1877複合体は二量体と四量体の二つの複合体が得られた。今後はこれら複合体にPh1601を加えた三者複合体を精製し、結晶化を行っていく予定である。
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