• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1996 Fiscal Year Annual Research Report

東南アジアにおける淡水魚類の流行性潰瘍性症候群(EUS)に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08041159
Research InstitutionNippon Veterinary and Life Science University

Principal Investigator

畑井 喜司雄  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (30164841)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉田 修  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助手 (90277666)
Keywords流行性潰瘍性症候群 / EUS / Aphanomyces / Achlya / タイ / 真菌病
Research Abstract

流行性潰瘍性症候群(EUS)の発生状況を調査し、原因菌であるAphanomycessp.を分離・培養するために2回にわたり下記の調査研究を実施した。
1.平成8年9月17日-9月26日
この期間はまだ真菌病であるEUSが流行する時期ではないが、疾病発生前の養魚場の状況を把握し、また、不顕性感染的に野性魚が原因菌を保菌している可能性はないかなどの調査を目的とした。スファンブリ県(バンコク周辺)では何らかの病徴を示し、衰弱しているキャットフィッシュとスネ-クヘッドフィッシュから、さらには養殖カエルや養殖スッポンから、またトラン県ではキンギョから原因菌の分離を試みた。いっぽう、コンケン県では以前のEUSの発生状況に関する聞込み調査を行った。計25検体から菌の分離を試みたが、原因菌の分離には成功しなかった。水カビ類としてはAchlya sp.がスッポンから分離されただけであった。
2.平成8年12月19日-12月30日
この期間は雨期が終り、毎年EUSが発生する時期である。まず南のソンクラ周辺の養魚場を調査することを試みたが、この年は異常気象でまだ雨期が終了しておらず採材不能であった。次に訪問したスファンブリ県の養魚場ではEUSの病徴を示す魚の採取に成功し、原因菌の分離およびホルマリン固定を行った。コンケンでは河川から採取したスネ-クヘッドフィッシュなどについて同様の採材を行った。計24検体から菌の分離を試みたが、原因菌の分離には成功せず、Achlya spp.がスファンブリ県のスネ-クヘッドから2株分離されただけであった。原因菌の分離が成功しなかった病魚でも、病理組織学的にはEUSであると確認された個体が何例かあり、原因菌の分離の困難さを痛感させられた。

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi