1997 Fiscal Year Annual Research Report
マネジメント・コントロール・システムの国際比較研究
Project/Area Number |
08044030
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
谷 武幸 神戸大学, 経営学部, 教授 (00030718)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANGENHEIM S Betriebswirtschaftliches Institut der Un, 助手
HORVATH Pete Betriebswirtschaftliches Institut der Un, 教授
HOPPER Trevo Department of Accounting and Finance, Uni, 教授
SCAPENS Robe Department of Accounting and Finance, Uni, 教授
加登 豊 神戸大学, 経営学部, 教授 (70117993)
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Keywords | コストテーブル / サプライヤーとの共同開発 / 製品開発のマネジメント / 海外子会社の管理システム / ミニ・プロフィットセンター |
Research Abstract |
平成9年度は、谷が2回渡独し、またドイツ側研究協力者Arnaoutが2回来日して、前年度から継続のサプライヤー関係に関する調査結果を分析・解釈して、第1次調査結果をまとめた。これは近日中に公刊する運びとなっている。各国の企業が他国の企業から学ぶべき点を明らかにし得た。 製品開発マネジメントについては、ドイツ企業における調査を踏まえて、谷が平成10年4月にアントワープで開かれるヨーロッパ会計学会でコストテーブルに関する調査結果を報告することになっている。製品開発マネジメント全般については、ドイツ企業対象の郵送質問票を完成・発送した。来年度はこの調査結果とすでに実施済みのわが国の調査結果を比較・分析して、最終報告書をまとめる。また、ミニ・プロフィットセンターの比較調査については、すでにわが国の調査を完了し、組織が活性化するための要件を検証したので、ドイツのシステムとの比較は来年度に行う。 イギリス側との研究では、グローバル企業の管理会計の比較調査を行うべく準備を重ねてきたが、研究分担者加登とScapensが相互に1回ずつ渡英または来日して、郵送質問票を完成した。来年度に、これを日英独3国のグローバル企業に発送し、分析・解釈を行い調査結果をとりまとめる。インタビュー調査としては、日本企業のイギリス法人に対する調査を行った。この研究の完成により、各国企業に対するガイドラインを提示できる。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 谷 武幸: "エンパワメントの管理会計:ミニ・プロフィットセンター" ビジネスインサイト. 5・4. 28-35 (1997)
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[Publications] 谷 武幸・三矢 裕: "NEC埼玉におけるラインカンパニ-制:ミニ・プロフィットセンターの管理会計の構築に向けて" 国民経済雑誌. 176・6(近刊). (1998)
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[Publications] 谷 武幸: "管理会計領域の拡大:エンパワメントの管理会計の構築に向けて" 会計. 153・3. 1-10 (1998)
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[Publications] T.TANI & S.V.Wangenheim: "Vergleichende empirische Analyse des Serienanlauf bei Automobilzulieferern in Deuschland und Japan" P.Horvath & G.Fleig,Integrationsman agement im Serienanlauf,Stuttgart : Schaffer-Poeschel Verlag. (近刊). (1998)