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1998 Fiscal Year Annual Research Report

マネジメント・コントロールの国際比較研究

Research Project

Project/Area Number 08044030
Research InstitutionKOBE UNIVERSITY

Principal Investigator

谷 武幸  神戸大学, 経営学部, 教授 (00030718)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ALI Arnaut  シュツルトガルト大学, 経営経済学部, 助手
HORYATH Pete  シュツルトガルト大学, 経営経済学部, 教授
HOPPER Trero  マンチャスター大学, 会計・ファイナンス学部, 教授
SCAPONS Robe  マンチャスター大学, 会計・ファイナンス学部, 教授
加登 豊  神戸大学, 経営学部, 教授 (70117993)
Keywordsマネジメント・コントロール / 原価企画 / サブライヤーマネジメント / グローバル組織の管理会計
Research Abstract

平成10年度には、過去2年間の研究を踏まえて、研究成果の総括を行った。研究の成果は、次の3点にまとめることができる。
(1)原価企画の日独比較。3年間のフィールド調査に基づいて、またすでに実施済みの日本企業対象の「原価企画の実態調査」をドイツ企業対象に実施した。これらの比較調査の分析観察結果については、8月に神戸大学でワークショップを開催し、日米の研究者・実務家が参加してディスカッションを行った。このワークショップでのディスカッションをフィードバックして、研究成果をとりまとめ、公刊することにしている。
(2)サプライヤーマネジメントの日独比較。これについては、平成9年度に行った日独比較のサーベイ調査をとりまとめ、論文を公刊した。ドイツ企業において、試作から量産までのリードタイムが長くなっている要因をサプライヤーマネジメントの観点から析出できた。
(3)グローバル組織の管理計画に関する日英比較。次の諸点から明らかになった。
1 日本の多国籍企業は、本社主導でマネジメントコントロールを行う傾向があること
2 日本における場合と同様に、業績評価を行うが、それとインセンティブとの関連が希薄なこと3 指揮や指示がハイコンテキストな方式で行われる結果、現地人管理者には不平や不満が少なくないこと
4 現地からすれば、不要だと思われるような頻繁で大量の情報を本社が要求すること、そして、それらの情報に基づいた本社からの指示がほとんど行われていないこと
5 上記の点を含めて、「マネジメント・コントロール」という用語が世界共通で用いられるにもかかわらず、その意味の理解については、国ごとに相違があり、このことが、多国籍企業のマネジメント・コントロールの実施にあたって、多種多様な問題を生じていることなどが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] P.Morvath and G.Fleig (eds.): "Integration mausgemut in Serienanleuf" Poeschel Verlag, 324 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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