• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

児童生徒のいじめの生成メカニズムとその対応に関する総合的調査研究

Research Project

Project/Area Number 08300002
Research InstitutionOSAKA CITY UNIVERSITY

Principal Investigator

森田 洋司  大阪市立大学, 文学部, 教授 (80086181)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 若井 彌一  上越教育大学, 教授 (60004123)
星野 周弘  帝京大学, 文学部, 教授 (50297115)
秦 政春  福岡教育大学, 教授 (20117047)
Keywordsいじめ / 不登校 / 校内暴力 / 質問紙調査 / 生徒指導 / 国際比較 / 学校 / 家庭
Research Abstract

本年度は次の3点について成果を得た。
(1)いじめの状況に関する素データファイルの完成とデータベースの構築
平成8年度では、全国の国公立の小学校5年生から中学3年生を対象として層化無作為抽出法によって標本集団を構成し、単式学級250学級、複式学級50学級を抽出し、アンケート調査を実施した。平成9年度の、第一の成果は、次の5種類のグループについて素データファイルを作成し、データベース化したことである。なお、日本においては、これまで代表性のある標本集団による全国的なデータはなく、本調査が始めての試みであり、そのデータベース化を図ることはきわめて有意義な試みである。データのグループは単式学級の(1)有効回収児童生徒6,906人、(2)その保護者6,798人、(3)その標本学級に関わる担任、教科担当等の教師2,211名、(4)対象とし学校の属性調査220校、(5)児童生徒票のいじめの実態に関する基本的な変数を学級ごとに集計した学級集団データファイル220学級である。また、これらのデータグループは相互に対応させることができるように配慮されている。
(2)いじめの実態と発生メカニズムの解明
本年度においては、分析を以下の3領域に分けて分析した。
(1)児童生徒のいじめの実態の解明-児童生徒のいじめの発生率、様態等に関する被害・加害の状況を明らかにすることができた。
(2)学校生活におけるいじめの状況-児童生徒のいじめの被害加害状況を学級の雰囲気、教師の認知や取り組み、学校の属性等との関連で明らかにした。
(3)家庭生活と児童生徒のいじめの状況-児童生徒のいじめの状況を家庭における保護者の子どもへの関わり方等との関連で分析し、いじめの被害加害状況において保護者の果たす役割を明らかにした。
(3)研究成果の公表と刊行
上記の(2)について報告書を作成し、教育行政、学校現場等の教育関係団体や関係者、ならび研究者へ配布した。また、平成10年度においては、上記の分析をさらに重ね学会等において結果を公表していく予定である。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications

  • [Publications] 森田洋司: "いじめの集団力学" 『現代の教育』第4巻(岩波書店). (刊行予定). (1998)

URL: 

Published: 1999-03-14   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi