1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08308042
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Section | 総合 |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
仁木 登 徳島大学, 工学部, 教授 (80116847)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 均 東芝医用機器技術研究所, 主査(研究職)
河田 佳樹 徳島大学, 工学部, 講師 (70274264)
大松 広伸 国立がんセンター, 東内科, 医員(臨床)
江口 研二 国立がんセンター, 内科, 医長(研究職)
森山 紀之 国立がんセンター東, 放射線部, 部長(研究職)
|
Keywords | らせんCT / 肺がん / 存在診断 / 質的診断 / 経過観察診断 / 臨床試験 / 集団検診システム |
Research Abstract |
新しい画像技術を用いて早期肺がん候補の存在診断や質的診断の可能性の追求を行う。このための肺がんの画像診断法の確立及びこの診断支援システムの研究開発を行う。早期肺がんの存在診断には現行の胸部X線写真よりはるかに検診能が高いらせんCTを利用した検診法を確立してこの検診支援システムを構築評価する。これを集団検診を用いて従来技術では困難な微小肺がん候補の早期発見を実現する。また早期肺がん候補の質的診断には集検で特定した肺がん候補のThin section CT像から肺がん候補の濃度情報、病変形状及び病変周辺情報の特徴を用いて新しい良性・悪性の鑑別診断法の確立及びこの診断支援システムの構築を行う。これらの存在診断や質的診断に肺がん候補の経時的な変化を診断する経過観察診断を可能して信頼度を増すものである。これらにより高性能な微小肺がん候補の存在診断と質的診断を実現してこれらの開発技術を実用化するものである。本年度は集検用らせんCT像から微小肺がん候補を検出する高性能存在診断アルゴリズムを研究開発し、この開発アルゴリズムを計算機の専門家以外の人でも十分に操作できるユーザインターフェース機能を持つ検診支援システムとして実現した。本システムをらせんCTと一体化して国立がんセンターで3月より臨床試験を実施する。肺がん候補の質的診断はThin section CT像から良性・悪性の判定を行う有望なアルゴリズムを研究開発し、大規模肺がんCT像ベータベースで検証評価して興味ある成果を得つつある。また、経過観察診断に使用する撮影状態や呼吸などの経時変化を含んだCT像を同一時に撮影した画像のように補正するアルゴリズムも研究開発中である。
|
Research Products
(7 results)
-
[Publications] Y.Kawata: "3D Image Reconstruction with Veiling Glare Correction to Improve the Contrast of 3D Reconstructed Vascular Image" IEEE Trans.on Nuclear Science. 43-1. 304-309 (1996)
-
[Publications] 河田佳樹: "コーンビームCTによる3次元血管像処理アルゴリズムについて" 電子情報通信学会論文誌. J79-D-II 6. 1134-1145 (1996)
-
[Publications] K.Kanazawa: "Computer Aided Diagnosis System for Long Cancer Based on Helical CT Images" Int.Conf.on Pattern Recognition. III. 381-385 (1996)
-
[Publications] T.Tozaki: "3D Image Analysis of the Lung Area Using Thin Section CT Images and Its.Application to Differential Diagnosis" IEEE Int.Conf on Image Processing. II. 281-284 (1996)
-
[Publications] Y.Kawata: "Measurement of Blood Vessel Characteristics of Disease Detection Based on Cone-Beam CT Images" IEEE Trans.on Nuclear Science. 43-6. 3348-3354 (1996)
-
[Publications] Y.Kawata: "Shape analysis of pulwanary nodules based on thin-section CT images" SPIE Medical Imaging Symposium. (印刷中). (1997)
-
[Publications] K.Kanazawa: "Visualization in Biomedical Computing" K.H.Hohne and R.Kikinis, 6 (1996)