1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08404028
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
磯崎 行雄 東京工業大学, 理学部, 助教授 (90144914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 岳史 東京工業大学, 理学部, 助手 (10251612)
圦本 尚義 東京工業大学, 理学部, 助教授 (80191485)
丸山 茂徳 東京工業大学, 理学部, 教授 (50111737)
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Keywords | 環太平洋 / リフト帯 / 受動的大陸縁 / プレート沈み込み帯 / 花こう岩 / 付加体 / コルディレラ型造山帯 / 大陸成長速度 |
Research Abstract |
環太平洋地域には,約7-6億年前に出現したリフト帯およびその外縁に発達した海洋プレート沈み込み型(コルディレラ型)造山帯が発達している。このような大陸縁辺の成長プロセスおよび成長速度を定量的に解明するためには各種構成岩石の正確な年代学の設立が不可欠の条件となる。 平成9年度の本研究では、特に各種付加体の形成年代を微化石を用いて詳細に決定したり、岩石の微細組織を観察する目的で、新たに走査型電子顕微鏡を購入した。年度内に研究代表者(磯崎)の所属変更もあって、装置の設置までかなりの時間を要したが、すでに稼働状態に至り、新しいデータが得られつつある。 また文献のコンパイルを通して、日本列島の起源についての新しいアイデアが得られ、それを証明するための調査・研究計画を進めている。これらの成果の一部は、すでに投稿され、近々印刷される予定である。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Isozaki, Y.: "Contrasting two types of orogen in Permo-Triassic Japan : ccretionary versus collisional." The Island Arc. 6. 2-24 (1997)
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[Publications] Isozaki, Y.: "Jurassic accretion tectonics in Japan." The Island Arc. 6. 25-51 (1987)
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[Publications] Maruyama,S., Isozaki,Y., Kimura,G., and Terabayashi,M.: "Paleogeographic maps of the Japanese Islands : Plate tectonic synthesis from 750Ma to present." The Island Arc. 6. 121-142 (1997)
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[Publications] 磯崎行雄: "生物大量絶滅とスーパープルーム" 科学. 67. 543-549 (1997)
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[Publications] 磯崎行雄: "超海洋中央部のP-T境界危機-古海山頂部の石灰岩の記録-" 神奈川博調査研報(自然). 8. 117-130 (1997)
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[Publications] Isozaki, Y.: "Permo-Triassic boundary Superanoxia and stratified superocean : Records from lost deep-sea." Science. 276. 235-238 (1997)
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[Publications] 丸山茂徳・磯崎行雄: "生命と地球の歴史" 岩波書店, 275 (1998)
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[Publications] Moores,E.M. & Fairbridge,R.W. (eds,): "Encyclopedia of European and Asian Regional Geology, Chapman & Hall, London" Chapman & Hall, London(分担執筆), 436-449 (1997)