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1996 Fiscal Year Annual Research Report

地上データと衛星データによる地域気象の解析手法の確立

Research Project

Project/Area Number 08456130
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

堀口 郁夫  北海道大学, 農学部, 教授 (10001439)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 町村 尚  北海道大学, 農学部, 助手 (30190383)
浦野 慎一  北海道大学, 農学部, 助教授 (40096780)
Keywords衛星データ / 地域気象 / 地表面温度 / 風速分布 / 石狩平野 / ランドサットデータ / アメダスデータ / 防風林
Research Abstract

解析地域として北海道石狩平野にある当別町と新篠津村の水田地帯を選定した。この地域について、過去に気温、風速、日照時間についてメッシュデータを作成した。しかし、このメッシュ値が実態と合わないので、衛星データによって地域気象を解析する手法を確立するために研究を行った。
本年は基本的問題として、衛星からの地表面温度がどのような気象要素の影響を受けているかを調べた。この解析値区は風速の強いところとして知られている。そのため風速と地表面温度の関係を調べた。地上測点として17点を設置し、このデータを風の強い6月と7月に観測した。また、地区内3点のアメダスデータも解析に利用した。解析はこの地域に卓越する南よりの風向の時のデータのみを使用した。
衛星データは6シーンのランドサットを使用して植生と地表面温度を解析した。まず、ランドサットデータで植生指数を調べ、風速に影響する防風林の調査を行った。次に地上の実測の測点について地表面温度を調べ、風速と地表面温度の関係を調べた。また、地上の風速測定から解析地区の風速分布を調べ、これと地表面温度の分布状態を調べた。
解析の結果、地上の風速と地表面温度の関係は余りよくなかった。この原因は風速測定日と衛星データ取得日が異なるるためと思われる。風速分布と地表面温度分布の比較では、衛星データの取得日に風速が強い場合(約4〜7m/s)に風速分布と地表面温度分布は概略一致していた。しかし、風速の弱い日は風速分布と地表面温度はあまり一致していなかった。

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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