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1996 Fiscal Year Annual Research Report

口腔扁平苔癬の発症要因-低血清カロテン値の女性を対象としたコホート研究-

Research Project

Project/Area Number 08457560
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

長尾 徹  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (90261007)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 憲昭  国立国際医療センター, 地域保健医療研究部, 研究員 (30150791)
前田 初彦  愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (30175591)
深野 英夫  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00231556)
Keywordsβカロテン / 白板症 / 扁平苔癬 / 疫学
Research Abstract

1995年9月〜10月にかけての一般住民健診において口腔粘膜検診を行った結果と、同時期に行われた血清カロテン値の測定結果により、危険群である非喫煙女性で低血清カロテンである住民および対照群(非喫煙女性における平常カロテン値である住民)を選別する過程は、現在1000例の計測が終了し、残りの計測が進行中である。1997年6月までには危険群および対照群の選別が終了する予定である。
1996年9月〜10月にかけての一般住民健診においてほぼ全受検者に対し口腔粘膜検診を行った。検診は検査方法などを標準化した複数の検診者19名により行われた。その結果、総被検者数は7.033名であり、男性2,216名、女性4,817名、平均年齢は60.27才(最年長94才、最年少30才)であった。この検診により、5例の口腔癌、34例の白板症、3例の紅板症、26例の扁平苔癬を検出した。有疾患として診断された被検者には二次病院において精密検診が勧告された。68例の有疾患者のうち59例が二次検診を受診し、二次検診のコンプライアンスは86.8%であった。二次検診により確定した疾患の分布は、口腔癌2例、白板症14例、扁平苔癬11例であった。
以上の結果より、二次検診受診率は比較的良好な結果と思われたが、一次・二次検診の正診率が口腔癌40%(2/5)、白板症50%(14/28)、紅板症0%(0/2)、扁平苔癬45.8%(11/24)と低率であり、1997年度の口腔粘膜検診においては検診方法の再標準化をする必要性が示唆された。

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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