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1996 Fiscal Year Annual Research Report

エレクトロスプレー法を応用した新規環境浄化技術の開発

Research Project

Project/Area Number 08555182
Section試験
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

原野 安土  群馬大学, 工学部, 講師 (90238204)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 橋本 光夫  日本石油, 中央研究所, 特別研究員
佐藤 正之  群馬大学, 工学部, 教授 (70008473)
Keywordsエレクトロスプレー / イオン反応 / 無触媒脱硝法 / 酸性雨 / 微小液滴 / 連鎖反応 / 環境浄化技術
Research Abstract

エレクトロスプレー法を用いると任意のイオンを気相中に容易に発生することができる。これらのイオンは環境汚染物質であるNOおよびSO_2と高速に反応することから、新しい環境浄化技術として期待できる。本研究では、安価な技術として期待されている無触媒脱硝法の反応温度の低温化を行うために、エクトロスプレーによるイオン添加を行った。
1.750-850℃の温度範囲で起こる無触媒脱硝反応にアンモニアとフェノールが共存する水溶液を蒸気で添加すると反応温度が低温化し,650-750℃で脱硝反応が進行した。
2.エレクトロスプレー法により、フェノールとアンモニアの水溶液を微粒化し添加すると、更に低温下が起こり650℃で30%、700℃で50%の脱硝率を得た。(反応条件:NO388ppm,O_24%,NH_3400ppm,phenol 102ppm,H_2O6.4%,N_2balance,residence time1.5-1.8sec.)
3.反応後のガス中に含まれるCO、CO_2の測定を行ったところ、600〜650℃でフェノールが分解、酸化していることがわかった。したがって、エレクトロスプレーによるイオン添加は反応系全体の反応を促進していると考えられる。
エレクトロスプレー法は特別な付帯設備は不要であり、煙道中でエレクトロスプレーを行うだけでに安価でかつ簡便に脱硝が可能になることが特徴であり、今後さらなる低温化ができれば新環境技術として実用可能と考える。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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