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1996 Fiscal Year Annual Research Report

経路の選択行動における地図的情報の有効性と方向音痴尺度の作成

Research Project

Project/Area Number 08610092
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

東山 篤規  立命館大学, 文学部, 教授 (00118001)

Keywords地図 / 距離 / 方向 / ランドマーク / 方向音痴
Research Abstract

本研究によりつぎの2点が明らかにされた.
1)地図をたよりに歩きながら,ある地点から別の地点に移動するときには,我々は距離,方向,ランドマーク(LM)の手がかりを用いていると考えられるが,この研究ではどのようにそれらを用いているのかを認知心理学的に明らかにしようとした.実験では,距離,方向,ランドマーク(LM)の3手がかりがすべて与えられた地図,1つあるいは2つの手がかりしか与えられていない地図を数種類用意して,各地図に対して正しく歩くことができた被験者数とその歩行速度を比較することによって,うえの3手がかりの相対的な効果性について検討した.我々の実験の結果によれば,もっとも重要な手がかりは,LMであり,ついで方向,もっとも重要度の低い手がかりは距離であった.
竹内(1992)の「方向音痴尺度」をもちいて,あらかじめ被験者の方向音痴の程度を尺度化し,そのあと各被験者に対して,地図を見ながら方向の判断を求めたところ,判断エラーと方向音痴尺度の間には,まったく相関が認められなかったが,反応時間と方向音痴尺度との間には相関が認められた.すなわち,方向音痴の自覚が高い被験者は,方向判断のエラーの数は,通常の人と変わらないが,反応までに長い時間を必要とすることがわかった.

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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