1996 Fiscal Year Annual Research Report
戦前日本の大学における教育学研究の動向と水準に関する学説史的研究
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08610281
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | J. F. Oberlin University |
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Principal Investigator |
榑松 かほる 桜美林大学, 文学部, 教授 (90112656)
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| Keywords | 戦前教育学 / 講壇学者 / 戦前アカデミズム / 『教育思潮研究』 / 『教育学研究』 / 吉田熊次 / 大瀬甚太郎 / 欧米教育学説 |
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| Research Abstract |
本年度は,主として基礎的な研究とデータベースの作成に重点をおき、研究を展開した。
すなわち、第一に戦前大学における研究室から刊行された紀要の調査を行った。『教育思潮研究』、『教育学研究』、『教育科学』の書誌的整理を行い、『教育思潮研究』に関する研究の成果の一部を公けにした。なお、本調査過程おいて、東京文理科大では『教育学研究』の他、研究室紀要が発行されていたようで、今後調査が必要である。
第二に、東京帝国大学、東京文理科大等の教育学者たちのキャリヤと著作の整理を試みた。東京帝大の吉田熊次、阿部重孝、春山作樹、八沢宗寿、林博太郎の各々の著作目録と略年譜はほぼ完成した。東京文理科大の大瀬甚太郎、森岡常蔵、乙竹岩造、篠原助市等に関しても調査を進め、筑波での調査を残すのみとなった。これらの教育学者たちの戦前の活動状況がかなり知ることができたが、特に入沢をとりあげ、論文にまとめる機会を得た。
第三に、同時代の教育学的関心が民間雑誌にどう反映しているかの調査を行った。
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