1997 Fiscal Year Annual Research Report
東日本・西日本漁村における漁民信仰伝承形成過程の比較民俗学的研究
Project/Area Number |
08610319
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
高松 敬吉 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (80231398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳丸 亜木 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (90241752)
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Keywords | 漁民の信仰 / 船需信仰 / エビス信仰 / 龍神信仰 / イサミ伝承 |
Research Abstract |
<平成9年度> 本年度は平成8年度に調査を行った東西各漁村において、一地区あたり、数軒の漁家を選定し、各々のlife-history調査を試みた。調査では、先ず、対象となる漁家毎の漁撈形態の変遷過程、漁撈技術の修得過程を明らかにした。その上で、父-子など、世代間における信仰伝承の継承過程や、船上での生活体験の伝承化の問題、および生活体験の信仰伝承形成に与える影響などを考察した。 1).東日本漁村における現地調査(高松)。7月中旬から8月上旬にかけて実施。11月下旬には、徳丸も加わり、同時期に行われる鱈漁の「場取り」に関して、観察調査、ならびに映像記録の作成を行った。「場取り」に関しては、すでにVTRを用いた映像の撮影を行っているが、改めて、漁家に密着した詳細な記録作成を行った。 2).西日本漁村における現地調査(徳丸)。7月中旬から8月上旬にかけて実施。 調査終了後、相互に資料を検討し、3月期に各々追調査を試みた。 本年度は、計画にしたがつて、漁労伝承を漁民などから直接に、聞き書きをした。また、漁労の実際の漁場での撮影をし、記録化し、その研究成果を来年度の報告書の資料の収集ができた。
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