1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08640382
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
上村 正康 九州大学, 理学部, 助教授 (10037210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木野 康志 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00272005)
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Keywords | ミューオン触媒核融合 / ミューオン分子 / ガウス型基底関数 / エキゾティック原子・分子 / 反陽子ヘリウム / ミューオン付着率 / 組み替えチャネル結合法 |
Research Abstract |
3体系束縛状態を解く方法として、九大グループのヤコビー座標系ガウス型基底関数を用いる方法が非常に普遍的・高速・高精度であるが、これを普及するため、現在、九大計算センターのライブラリプログラム開発の一環として応用プログラムを作成している。昨年度の「ミューオン分子」プログラムに続き、本年度には、任意中心力を用いる3体系についてのプログラムを公開した。使用説明書は、「九大計算センター広報30巻(1997年)2号に掲載されている。また、4体系についても、複雑な相互作用の場合のコード作りが進展している。これは、ダブルミューオン分子の計算や4体内ミューオン付着の計算に活用できる。 ミューオン原子分子計算の発展として、エキゾティック原子・分子の一種である反陽子ヘリウム原子の異常な長寿命状態の精密レーザー実験データを、ガウス型基底変分法を用いて解析した。この系では、相互作用角運動量が非常に大きいことが従来の計算を困難にしてきたが、本計算法により、状態間遷移の光子の波長を6桁の精度で計算を実行し、7個のレーザー実験データ(精度6桁)の説明に成功した。 高強度ミューオンと高濃度トリチウム(β崩壊^3He除去)を用いる従来にない精密ミューオン触媒核融合実験が理研-Rutherford共同でスタートし、新しいタイプのデータが出始めており、その解析に取り組んでいる。特に、純粋ttμ系の核融合率とμ^4He付着率を計算中である。 ミューオン触媒核融合に関するreview paperを書き、Advance in Nuclear Physics24(1998)に印刷中である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] E.Hiyama: "Three-and Four-Body Models of Hypernuclei Using the G-Matrix AN Interactions" Prog.Theor.Phys.97. 881-899 (1997)
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[Publications] M.R.Harston: "Effects of the finite size of the ion(ddμ)^+on the energy levels of the molecules(ddμ)e and(ddμ)dee" Phys.Rev.A56. 2685-2691 (1997)
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[Publications] M.Kamimura: "Is muon catalyzed D-^3He fuion possible?" Nucl.Inst.Method in Phys.Res.A402. 397-401 (1998)
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[Publications] E.Hiyama: "Four-body calculation of ^4H and ^4He with realistic AN interactions" Nucl.Phys.(印刷中). (1998)
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[Publications] E.Hiyama: "Four-body model study of competition between YN spin-spin and spin-orbit interactions in light hypernuclei" Nucl.Phys.(印刷中). (1998)
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[Publications] K.Nagamine: "Muon Catalyzed fusion" Advance in Nucl.Phys.24(印刷中). (1998)