1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08650532
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
長谷部 宣男 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10024308)
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Keywords | 異方性弾性体 / 直交異方性弾性体 / 破壊力学 / クラック / 応力拡大係数 / 複素応力関数 / 写像関数 / アフィン変換 |
Research Abstract |
異方性弾性体中にクラック等の欠陥が存在する場合、それが原因になってその弾性体の破壊する場合を研究しようとするものである。 まず研究対象として、準直交異方性弾性体を取り上げている。これは、弾性定数の間に一つの関係がある場合である。 解析手法として、複素関数と写像関数をもちいて解を得ている。 その解を用いて半無限板の表面にクラックのある場合を解析して応力拡大係数を求めた。さらにこの係数と等方性弾性体の場合の応力拡大係数との関係を求めた。これによって準直交異方性弾性体の応力拡大係数は、等方性弾性体の其れより求めることができる。等方性弾性体の応力拡大係数は多く求められておりハンドブック等にもその資料が整理されている。したがってこの値を応用することができ有意義なことと思われる。 更に準直交異方性弾性体の混合境界値問題の解析をおこなっている。これによって剛な介在物の場合の解を得ることができる。さらに等方性弾性体の場合との関係をもとめたい。
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Research Products
(1 results)