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1997 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者対応型交通システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 08650630
Research InstitutionTOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY

Principal Investigator

秋山 哲男  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 講師 (10094252)

Keywords高齢者 / 障害者 / コミュニティバス / スペシャルトランスポートサービス / 高齢者対応型交通
Research Abstract

わが国の場合の「高齢者対応型交通システム」とは,既存の公共交通であるバス・タクシーではなく,1990年代に生まれた「コミュニティバス」と1970年代後半に生まれた「高齢者・障害者専用のスペシャル・トランスポートサービス(STサービス)」の2つのシステムが主なものである.コミュニティバスとはバスと同様に一定の運行ルートを持ち,特徴としてバス停留所間隔が短く,車両・運賃等を高齢者等に配慮したものである.スペシャル・トランスポート・サービスとは高齢者・障害者に限定したドア・ツ-・ドアサービスや高齢者・障害者の利用施設等の送迎が主なものである.米国ではパラトランジット,日本ではハンディキャブや移送サービスなどと呼ばれている.
本研究では第一に「高齢者対応型交通システム」のうちとくに「コミュニティバス」は三鷹市を対象とし調査研究を行った。その結果、結果、運行頻度、運賃が利用を分ける大きな要因であることがわかった。STサービスに関しては、神奈川県(比較のため東京都)の数十の運行団体を対象とし運行団体所の特性と利用者のサービスの質について調査した。その結果、社会福祉協議会、ボランティア団体、タクシー会社の3つの団体グループを分けることが妥当であることが確認できた。さらに、各運行団体の特性は小規模零細(東京都に比べ1/3)であり、サービスの質の評価については団体の特性によって異なること、高齢者や重度障害者ほどサービスの質の評価は高い。その理由は重度な人ほどサービスの質より利用できるか否かが重要であると考えられる。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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