1996 Fiscal Year Annual Research Report
担体付金属及び金属化物粉体触媒によるCO_2の水素化とNOxの分解反応
Project/Area Number |
08650930
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Aichi Gakusen University |
Principal Investigator |
梅田 昭司 愛知学泉大学, 家政学部, 教授 (60115392)
|
Keywords | Hall Effect Generator / 磁気化学的な方法 / 触媒の磁化率の変化 / NOx分解反応のメカニズム / NOx-H_2系、及びMOx-CO系 / NOx分解反応の動力学 |
Research Abstract |
CO_2の水素については、Hall Effect Generator を用いた磁気化学的な方法により、成分気体の単独ガス吸着と、成分混合気体の吸着・反応に伴う触媒の磁化率の変化を測定中である。ガス吸着、及び気相反応に対応しHall素子に誘起される誘電力が、触媒の磁化の変化とどのような関係で等式として表現すべきかについて、その物理的な意義を検討中である。 96年10月、科学研究費補助金の交付決定の通達を受け、直ちにNOx-O_2測定装置の発注を行った。研究目的はNOx分解反応のメカニズムを解明することにあり、研究報告として比較的低圧域における気相反応を追跡するため、対気圧下におけるFlow systemを前提としたメーカー仕様と異なり、NOx検出精度など装置の限界に近く、メーカーとして初体験的なトライアル-アンド-エラーの繰り返しの結果、製品として納入されたは97年1月末であった。 現在、NOx-H_2系、及びMOx-CO系で分析精度の限界を試験中であり、NOx分解反応の動力学に使用しうる目途をつけた。 科研究費補助金申請及び交付決定された当時、岡崎国立共同研究機構・分子科学研究所内に研究室をおき、共同研究機構の設備、スタッフの助力などは所員と同様に利用することが出来たが、その後分子研側の都合により勤務先の愛知学泉大学内に研究設備をすべて移転した。当学での実験用施設は、栄養・食品学研究の為であり、真空装置を含めた本格的な物理化学実験は馴染まず、96年12月以来当学での実験用インフラの充実に努めている。実験装置の24時間連続稼働などについても目途がつき、所定期間における研究目的の完結を期している。
|