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1996 Fiscal Year Annual Research Report

細胞周期遺伝子を用いた増殖制御可能な細胞の創製と応用

Research Project

Project/Area Number 08650934
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

鈴木 英二  東京大学, 工学系研究科, 助教授 (50226495)

Keywords細胞周期 / c-jun / アンチセンス / p27 / p21 / アポトーシス
Research Abstract

1。アンチセンスc-junにより増殖制御可能かつアポトーシス抑制可能なフレンド細胞株の構築に成功
アンチセンスc-jun遺伝子をフレンド細胞に導入し、dhfr遺伝子とメトトレキセートを用いて遺伝子増殖させた。このアンチセンス遺伝子は通常は発現せず、10^<-6>Mデキサメタゾンの培地への添加により発現が誘導される。
1)細胞周期制御
この細胞を10^6細胞/mlまで増殖させた後、10^<-6>Mデキサメタゾンを培地に添加すると増殖が完全に停止した。アンチセンスc-junを導入しない細胞は引き続いて増殖し数日後には死滅するが、アンチセンスc-junフレンド細胞は増殖停止したまま生存率80%以上を保ち16日間以上生存した。
2)アポトーシス抑制
上記細胞のアンチセンスc-junを誘導して無血清状態で培養すると、増殖も死滅もせず8日間以上維持できた。野生型細胞は無血清状態では2日間で死滅した。即ちアポトーシスをほぼ完全に抑制する技術が完成した。今後、他の細胞株にも応用する。
2。細胞周期制御遺伝子p27およびp21による増殖制御
1)p27およびp21遺伝子にデキサメタゾンで誘導されるMMTVプロモーターをつなぎ、ハイブリドーマ細胞に導入し増殖制御可能な細胞株を構築した。ただしこの株はp27およびp21の発現で増殖を抑制するとアポトーシスを起こして死滅する。

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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