1997 Fiscal Year Annual Research Report
携帯型加速度センサーを用いた小児の日常活動性の評価と運動処方
Project/Area Number |
08670924
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
福原 仁雄 近畿大学, 医学部, 助手 (10228926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 毅 近畿大学, 医学部・附属病院, 助手 (30268403)
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Keywords | 日常活動性 / 加速度センサー / 携帯型運動量計 / 呼気ガス分析 / 運動負荷試験 |
Research Abstract |
【本年度の研究方法】これまでの実験システムでは大きなデータレコーダーや呼気ガス分析装置を必要とするため、実験室レベルを越えたより日常的な運動についての評価には不向きであった。そこで、より日常的な運動についての評価を可能とする新型の運動量計の開発を、本年度の研究目標とした。 【得られた結果】(1)日常活動量の評価のために、酸素摂取量と高い相関を示す心拍数と加速度センサーから得られるパラメータとの相関を検討することで、その有用性を検討し得る。(2)2軸の加速度から1〜2msec毎に瞬時の平均ベクトルを計算して行く方法と、5秒間の加速度の積分値から、平均ベクトルを計算する方法とは有意差がない。(3)以上の結果を踏まえて、新型の携帯型運動量計を開発した。2軸の加速度センサーから出力される信号を5秒間隔で積分して5秒毎に出力する回路と、心拍数を15秒間計測して5秒毎に出力する回路、及びこれらの回路から出力されたアナログデータをデジタル化して、長時間記録することが可能な小型データレコーダが搭載された「計測/記録部」は、150×200×40mmの大きさで、加速度センサーを搭載した「Gセンサ部」とは、可動性のあるケーブルで接続されている。 【研究総括】この新型の携帯型運動量計を用いることによって、実験室レベルを超えたより日常的な運動について、客観的で経時的な評価が可能となることが期待される。
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Research Products
(1 results)