1997 Fiscal Year Annual Research Report
コリン欠乏食誘発脂肪肝および肝細胞癌の5-FU代謝の19F-MRSによる観察
Project/Area Number |
08671034
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Research Institution | UNIVERSITY OF TOKUSHIMA |
Principal Investigator |
西谷 弘 徳島大学, 医学部, 教授 (50117206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 けい子 大塚製薬, 徳島研究所エネルギー代謝センター, センター長
原田 雅史 徳島大学, 医学部附属病院, 講師 (20228654)
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Keywords | 19F-MR spectruscopy / 31P-MR spectruscopy / コリン欠乏食 / 脂肪肝 / 5-fluorouracil |
Research Abstract |
スペクトル測定には大塚電子(USA)INC社BEM140/200(4.7T)を用いた。 1)31P-MRSを用いた肝機能評価;コリン欠乏食あるいはコントロール食を2週間摂取させた2群のラット肝(脂肪肝、正常肝)について、fructose静注後31P-MRSでPi,PME,ATPの経時的変化を90分間観察した。それぞれの代謝物は静注後、2群とも同様の変化パターンをとり、両群間に統計学的有意差は見られなかった。先に行った5-FU投与後の変化と併せると、脂肪肝においては5-FU代謝の方が障害されやすいと考えられた。 2)19F-MRSを用いた酸素分圧の測定;Hexafluorobenzene 20ulをラット大腿筋に筋注し、スペクトルを観察した。Spin-lattice relaxation rate(R1=1/T1)とpO2の関係は37℃のとき、R1=0.0764+0.00171pO2(torr)で表される。これと100%O2^〜760torrを用いて組織の%pO2を求めた。われわれの検討ではT1=3.33s,%pO2=17.2%となった。 3)重水を用いた血流の検討;20ulのD2Oをラット大腿筋に注入し、スペクトルを観察した。TR=0.25ms,20回積算とし、良好なスペクトルを得た。経時的にスペクトルのピークは減少し、血流との関連が示唆された。しかしスペクトルに影響をおよぼすパラメーターは血流だけではなく、この解析法については今後の課題と考えられた。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] H.Otsuka, M.Harada, et al: "Effects of hepatic impairment on the metabolism of fructose and 5-fluorouracil,as studied in fatty liver models,using in vivo 31P-MRS and 19F-MRS." Magn Reson Imag. (現在印刷中).