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1996 Fiscal Year Annual Research Report

脊髄損傷による神経ペプチド発現誘導と神経栄養因子による制御

Research Project

Project/Area Number 08671700
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

谷口 睦  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (80188383)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野口 光一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10212127)
圓尾 宗司  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70068451)
Keywords脊髄損傷 / ダイノルフィン / in situハイブリダイゼーション法 / 神経栄養因子
Research Abstract

内因性オピオイドペプチドであるダイノルフィンは脊髄損傷後、脊髄で増加し、2次的な神経障害の病因になっていると考えられている。しかし、ダイノルフィンが脊髄のどの細胞に発現しているかはまだ確認されていない。そこで、脊髄損傷後のダイノルフィンの発現をRI標識合成オリゴヌクレオチドプローブを用いたin situハイブリダイゼーション法により検討した。
SDラットの下部胸椎を椎弓切除して脊髄に重錘を落とし脊髄損傷モデルを作成した。ラットを損傷後4時間から1週間で潅流固定の後、脊髄を取り出して組織切片を作成し、in situハイブリダイゼーション法を行った。
ダイノルフィンmRNAは損傷後24時間から48時間にかけて、損傷部を中心に脊髄後角のニューロンで発現の増加が観察された。ダイノルフィンmRNA発現の増加は損傷高位の頭側と尾側にひろがっていた。
傾斜台法を用いた下肢運動機能評価でみた運動障害とダイノルフィンmRNAの発現量は良く相関していた。
trkBmRNAの発現を同様の手法で検討した。trkBmRNAは損傷部位に限局して発現していた。
現在、BDNF(Brain derived neurotrophic factor)を脊髄損傷前よりくも膜下に投与し、ダイノルフィンmRNAの発現の変化を同様の実験系で検索中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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