1996 Fiscal Year Annual Research Report
口腔扁平苔癬患者の全身ならびに局所の免疫動態について(フローサイトを用いた研究)
Project/Area Number |
08672342
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
佐久間 洋子 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (30162332)
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Keywords | 口腔扁平苔癬 / フローサイトメトリー / C型肝炎 / 細胞性免疫機能 / サイトカイン |
Research Abstract |
平成8年度では,第6回口腔粘膜学会総会にて 当科における口腔扁平苔癬の臨床的検討,第41回 口腔外科学会総会にて 当科における口腔扁平苔癬の治療法について(口腔内の環境因子についての検討)を発表。またC型肝炎関与を疑った3症例について経年的観察を行い,(そのうち1例はIFN療法後に発症),日本歯科大学歯学会第451回例会にて c型肝炎関与を疑った口腔扁平苔癬の3症例について の報告を行った。 現在以下の実験において1),2),3)を遂行中である。4),5)は血清を凍結保存を行なっており個体数を集積して測定を予定している。 1)フローサイトメトリーを用いた細胞性免疫機能検査によるリンパ球の膜表面膠原解析。 CD3、CD4、CD8、CD16、CD19 CD45RA,CD45RO HLADR CD56 2)口腔扁平苔癬の発症と関連性の高いHCV抗体の測定(東京都では全身麻酔下の処置のみでしか、保険適用にならないため) 3)肝機能低下時(増悪時には血小板数減少)に症状の増悪みられるので血小板数の経時的変化 4)細胞接着因子ELAMl,ICAMl,VCAM,について免疫染色にて確認する。 5)リンパ球遊走能試験、補体CH50,Clq.ILl,2,3,4,5,10,IgA,IgG,IgMの測定 6)固形組織からメディマシンにて細胞浮遊液を作成でき、この浮遊液よりフローサイトメトリーにてDNAヒストグラムの細胞周期解析およびサイトカイン測定 また現在20-60代健常者にてノーマルコントロールデータ蓄積中
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