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1997 Fiscal Year Annual Research Report

身体圧迫が生体に及ぼす影響-肥満度及び皮下脂肪厚との関係-

Research Project

Project/Area Number 08680027
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

甲斐 今日子  佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (10194656)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西住 昌裕  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (00037350)
Keywords身体圧迫 / 健康 / 冷え感 / 肥満度 / 痩せ傾向
Research Abstract

身体圧迫が生体に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、平成8年度は佐賀県I市における健康診断の際に、246名を対象者として衣服圧と皮膚血流の測定及び衣服による圧迫感に関するアンケート調査を実施した。その結果、衣服による身体圧迫感は肥満者ほど大であるとともに、衣服圧測定値においても肥満者ほど圧迫値が高く、衣服圧による肥満者の健康への影響が明らかとなった。一方、指趾の皮膚血流量と肥満度との間に有意な相関が認められた。またアンケートにおいて、冷え性であると答えた人と肥満度の間にも有意な相関が認められ、痩せ傾向にある者は身体の冷えを訴える割合が高く、さらに末梢の皮膚血流量が少ないという結果が得られた。
そこで、平成9年度は、衣服による身体圧迫が女性の健康(特に冷え)に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、成人女性の冷えと健康及び生活状況(室内の温熱環境、着衣の状況、ダイエットの経験など)の実態調査を実施した。対象者は、佐賀県内に居住する女性(働く女性1249人、女子大生490人、計1739人)である。衣服による身体圧迫として補正用下着を取り上げ、補正用下着の着用と身体的不調との関係について検討した結果、「肩凝り」「腰痛」「足の浮腫」等で有意な差が認められるとともに、「冷え感」との間にも相関が認められた。また、痩せ傾向にある者ほど補正用下着による冷えの影響が強いことが明らかとなった。さらに、室内の冷房など様々な職場環境の影響を受けながら、決して健康的とはいえない状態におかれている女性が多いことが明らかとなった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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