1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
藤澤 邦彦 筑波大学, 体育科学系, 教授 (20015720)
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Keywords | 高齢者の健康 / 運動実践 / スポーツ実践 / 意識調査 |
Research Abstract |
生涯健康の実現に不可欠である運動を生活化する一手段として、スポーツの実践がある。特に高齢者の保健、スポーツ対策の中心は地域社会にあることから、市レベルの自治体の取り組みが高齢者の健康、体力に影響を与えていると考えられた。本年は行政側から積極的に保健・スポーツの振興に努めている茨城県ひたちなか市の一地区を対象に、健康・スポーツ等に関する意識調査を実施した。 平成8年8月、ひたちなか市はしかべ地区(全世帯数331世帯)において、地区内の60歳以上の全高齢者(男子48名、女子58名、計106名)を対象に、個別訪問による面接調査を行った。有効回答は男子32名、女子40名、計72名(67.9%)であった。主な調査結果は、自覚的健康状態が良好と答えた者は65.3%、治療中の有疾者が全体の50.0%であり、健康のために運動を行っている者は25.0%、スポーツを行っている者は13.9%であった。意識として、体を動かすのが好きと答えた者が75.0%いた割には、運動実践者が少なかった。調査地域における運動・スポーツの実践指導の必要性が認められた。
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