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1996 Fiscal Year Annual Research Report

超塩基プロトンスポンジの光機能化

Research Project

Project/Area Number 08740551
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

竹下 道範  九州大学, 工学部, 助手 (40274534)

Keywordsプロトンスポンジ / 光スイッチ / ジアリールエテン / 超塩基 / 光機能化 / アントラセン
Research Abstract

超塩基であるプロトンスポンジの光機能化の検討を行った。このプロトンスポンジは、光照射によって塩基性を可逆的に変化させることができるので、新奇な機能性材料として期待できる。光照射による閉環反応でプロトンスポンジを与えると考えられる、二つのアントラセンの9位をジメチルチアエーテルで連結した、1,3-ビス(10-N,N-ジメチルアミノアントラリル)-2-チアプロパンをアントラセンより7行程で合成した。このアントラセン誘導体は、>300nmの光照射により、光反応が進行することが判った。今後、塩基性の光照射による変化を検討する。ナフタレンを基本骨格に有するジアリールエテン誘導体を用いた光機能化プロトンスポンジは、その合成において、中間体である3-N,N-ジメチルアミノ-1-ブロモ-2-メトキシナフタレンの合成ができず、この系でのプロトンスポンジの光機能化はあきらめた。一方、刺激応答性プロトンスポンジとして、フェナンスレン骨格を持つプロトンスポンジを設計し、その合成を行った。今後、刺激(プロトン添加など)によるプロトン増幅機能などの検討を行う。なお、この課題の光機能化プロトンスポンジを合成中に、得られた中間体を用いることによって、糖認識の光スイッチングレセプターを合成した。これは、光スイッチとしてのジアリールエテン誘導体を用いたものである。この糖認識の光スイッチを用いることによって、糖濃度を異なる波長の光を照射することにより、可逆的に変化させることができるようになった。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] M.Takeshita: "Novel saccharide tweezers with a diarylethene photoswitch" Journal of Chemical Society,Chemical Communications. 1996,15. 1807-1808 (1996)

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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