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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ALS患者M蛋白及びブチロラクトンIの神経細胞に対する影響の検討

Research Project

Project/Area Number 08770467
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

荻野 裕  北里大学, 医学部, 助手 (90194480)

KeywordsCdc2 キナーゼ / ブチロラクトンI / 脊髄切片培養 / 筋萎縮性側索硬化症
Research Abstract

当初、Delfsらの方法に準じて旋回培養法を用いて脊髄Organotypic cultureを確立する予定であったが必要機材などの理由で静置界面培養法を選択した。すでにRat海馬について確立されていた培養法をもとに実験を開始した。生後6日のRatより無菌的に脊髄を取出しMcllwain tissue chopperで350μmの厚さにスライスし6穴培養プレートにセットしたテフロン透明多孔膜(Milicell CM)において培養した。培養液はMEM50%、HBSS25%、Heat inactivated horse serum 25%、Glucose 6.5g/lを用い5%CO_2存在下に34度で培養した。培養後14日目の組織を検討したが対照として行った海馬切片では神経細胞の生存がみられたが、脊髄切片はほとんどがグリア細胞で神経細胞の生存が不良であった。胎仔を用いた方が神経細胞の培養に有利と考え胎生16日のRat胎仔を用いて同様の実験を繰り返したがやはり脊髄神経細胞の生存が不良であった。そこで神経栄養因子を加えた培養液を用いてみることにしF12/HAM培地に成長促進物質(プロゲステロン、インスリン等)を添加した培養液を用いて胎生16日胎児脊髄の切片培養を行い14日後において神経細胞が残存していることを確認していた。培養28弐血目の組織を現在病理的に確認中である。これよりこの培養条件で予定していたCdc2 kinase阻害薬ブチロラクトンIの培養脊髄神経細胞への影響の検討を開始するところである。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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