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1996 Fiscal Year Annual Research Report

インスリン抵抗性改善と心肥大退縮の関連

Research Project

Project/Area Number 08770506
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

砂川 長彦  琉球大学, 医学部・付属病院, 講師 (80236041)

KeywordsSDラット / フルクトース / トログリタゾン / インスリン / myosin heavy chain / 心肥大 / 心房性利尿ホルモン / m-RNA
Research Abstract

5週齢のSDラット24匹を研究に用いた。飼育開始一週目は全例普通食とした。二週目よりコントロール食群(C),66%フルクトース食群(F),コントロール食+0.2%トログリタゾン群(CT),66%フルクトース食+0.2%トログリタゾン群(FT)の4群に分けた(各群のNは6匹)。代謝ゲージにて尿中のカテコールアミンとナトリウム排泄量を測定し、血糖とインスリン測定のため毎週採血を行った。四週目にラットを断頭、開胸し心重量を測定後、心臓よりRNAの抽出を行い80℃で凍結保存した。
体重は、飼育開始一週目のコントロール期間では4群間に有意差はなかった。四週目にはF群、FT群はそれぞれのコントロール群に対し有意に体重の減少を認めた。F群とFT群の間に体重差は認めなかった。血圧と心拍数は全期間を通し4群間に有意差を認めなかった。心肥大の指標である心重量、心体重比および左室重量、左室体重比は4群間に有意差はなかった。また右室重量、右室体重比についても4群間に有意差はなかった。今回の実験では今までに報告されていた高フルクトース食による心肥大は認められなかった。しかし、心筋重量が増加する以前の心筋形質変化は否定できない。現在、心筋のα-およびB-myosin heavy chain geneと心肥大の早期の指標である心房性利尿ホルモンのm-RNAの発現を測定中である。また高フルクトース食群では体重が減少していることから、代謝性の変化の解析も進めている。

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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