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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトOB蛋白の測定と臨床的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 08770819
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

内山 敏行  神戸大学, 医学部, 助手 (20273782)

KeywordsヒトOB蛋白 / RIA
Research Abstract

ヒトOB cDNAの配列を基にした3種のoligopeptide(N端(27-50),中間部(72-84),C端(140-157))を購入し、ウシサイログロブリンと結合させてFreundの完全アジュバントとともに各3匹のウサギに免疫した。追加免疫を2回行い、抗血清を試験採取した。これらの抗血清と前述のoligopeptideをクロラミンT法により^<125>Iで標識して得られたトレーサーとを用いたRIAによって抗体価を判定した。B/F分離には活性炭吸着法を用いた。各フラグメントについても最も高い抗体価を得られた抗血清を、飽和硫酸アンモニウム分画法、さらにDEAE-セルロースを用いてγ-globurin分画を抽出した。この抗体を用いてRIA系を作成したところ、ng/mlオーダーの最小検出感度であった。そこで、まず標準曲線を作成するため、ヒトOB蛋白の希釈溶液をこの3種のRIA系を用いて測定した。標識方法やB/F分離法などのRIAの条件を種々変更したが、成功しなかった。いずれも対応するfragmentについては良好に検出できたため、今回、作成した抗体がOB蛋白をfragmentとしては認識するもののwhole moleculeとしては認識しないと考えた。そこで、ヒトOB cDNAの配列に対応するfull lengthのoligopeptideを購入し、前回と同様の方法でサイログロブリンあるいはGSTを担体として、免疫し直した。今回はいずれの方法でもヒトOB蛋白の希釈溶液を認識する事ができた。最小検出感度はいずれも10ng/mlであった。また、試験的にヒト血清標本を測定したところ、同感度で測定できた。最初のfragmentを用いたRIA系の改良に努力していたため、実際の臨床のサンプルについてはこれから測定していく予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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