自家組織移植による組織欠損再建治療の基礎的・臨床的研究

1996 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 08770948
• Research Institution: Toho University
• Principal Investigator: 岩平 佳子 東邦大学, 医学部, 助教授 (00213306)
• Keywords: 自家組織移植 / 皮弁 / 脂肪注入 / 分節理論 / 乳房再建

Research Abstract

皮膚癌、乳癌患者を対象に、悪性腫瘍摘出後欠損に対し各種自家組織移植による再建を行ってきた。本研究は、如何なる欠損に如何なる自家組織を用いることが、機能的、形態的に最も有効かを知るべく行われた。
その結果、皮層表層血行、血管皮層支配領域の検索に加え、遊離皮層、脂肪、骨組織の生着率、成長度、組織変化についても検討した。
結果として新しい皮弁の開発、顔面における分節理論の確立、乳癌術後乳房再建法などを成し得、これらを各種学会、論文として発表するだけでなく、患者に対しての啓蒙活動も合わせて行った。

Research Products

• [Publications] 丸山優、岩平佳子: "QOLを考慮した乳房再建の試み-形成外科医の立場から-" 癌治療とQOL part.2. 2巻4号. 16-18 (1996)
• [Publications] 岡田恵美、岩平佳子: "乳房形成術を行った乳線欠損症の1例" 乳癌の臨床. 11巻4号. 799-802 (1996)
• [Publications] 岡田恵美、岩平佳子: "眼瞼悪性腫瘍切除後の再建" Skin Cancer. 10巻3号. 132-136 (1995)
• [Publications] 岡田恵美、岩平佳子: "Treatment of Vaginal Agenesis with an Expanded Vulval Flap" PLASTIC AND RECONSTRUCTIVE SURGERY. 98巻3号. 530-533 (1996)
• [Publications] Yoshiko Iwahira,MD Yu Maruyama,MD: "The Superficial Brachial Flap" Annals of plastic Surgery. Vol37No1. 49-54 (1996)