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1996 Fiscal Year Annual Research Report

DNAと転写調節因子の結合に対する腎虚血-再灌流の影響

Research Project

Project/Area Number 08771206
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

諸岡 浩明  長崎大学, 医学部附属病院, 講師 (70230175)

Keywords虚血 / 再灌流 / 転写活性化因子
Research Abstract

今年度に行った研究:ラットの腎臓を用いた虚血-再灌流モデルでは、ATF-2、AP-1、Jun2TREを用いたゲルシフトでは再灌流後に結合が増強したが、NF-κBでは結合に明らかな増強が見られなかった。脳を用いて、虚血-再灌流を作成し転写活性化因子とDNAの結合を調べたが、腎臓と比べると、虚血を起こす以前より結合が強く、ATF-2、AP-1に関しては虚血-再灌流による更なる増強は認めなかったが、Jun2TREでは再灌流により増強を認めた(NF-κBに関しては未施行)。しかし、MAPキナーゼの活性亢進は見られず、蛋白質のリン酸化の関わりはなお不明である。また、心臓による虚血-再灌流モデルを、培養心筋細胞およびラット摘出心を用いて試みたが、培養心筋細胞の作成はまだ半ばであり、ラット摘出心にてもモデルの確立にいたっておらず、明らかな結果を得るに至っていない。
今後の研究の展開:虚血-再灌流を腎臓、脳、心臓によるモデル、あるいは培養細胞を用いて作成し、NF-κBや他の転写活性化因子とDNAの結合が増強するかどうかを検討する。有意に増強する臓器および因子があれば、蛋白質のリン酸化がどの程度関わっているかを明らかにしたい。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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