1996 Fiscal Year Annual Research Report
ぶどう膜炎における一酸化窒素の産生と抑制に関する検討
Project/Area Number |
08771496
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西岡 木綿子 九州大学, 医学部, 助手 (30274442)
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Keywords | ぶどう膜炎 / 一酸化窒素 / 動物モデル |
Research Abstract |
計画1.ぶどう膜炎におけるNO値の検討 まず、血清のNO値をぶどう膜炎患者と正常者とで比較した。眼発作の出現時にはぶどう膜炎患者の血清のNO値は正常人よりも高値であった。また、年齢による差や高血圧や糖尿病の既往による差も見られた。患者と正常人の年齢はマッチさせた。現在は、ぶどう膜炎の治療経過とNO値の変動、また、治療方法の違いによるNO値の変動について経過観察中である。 また、前房水中のNO値をぶどう膜炎患者と正常者とで比較した。しかし、有意な差はみられなかった。 計画2.ぶどう膜炎の原因によるNO値の差 次に、ぶどう膜炎の原因はベーチェット病、サルコイドーシス、原田病など様々であることが知られている。また、それぞれの疾患の発症機序も様々であるがその差によるNO値の差は症例数の関係もあるが明らかではなかった。
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