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1996 Fiscal Year Annual Research Report

Streptococcus gordoniiレクチン様抗原の分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 08771590
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

高橋 幸裕  日本歯科大学, 歯学部, 講師 (00281436)

KeywordsStreptococcus gordonii / レクチン様抗原 / 遺伝子クローニング / シアル酸 / 口腔レンサ球菌
Research Abstract

Streptococcus gordonii DL1株は、N-アセチルノイラミニルα2-3ガラクトピラノースを末端に持つ糖蛋白に特異的に結合するレクチン活性があり、それに関連していると思われる抗原(レクチン様抗原)が既に分離・精製されている。本研究は、このレクチン様抗原のアミノ末端の配列決定など蛋白の部分構造の解明、および同蛋白をコードする遺伝子のクローニング・塩基配列決定などの分子遺伝子学的解析を行い、その結果明らかにされる分子生物学的な性質と、既に明らかになっている本抗原の生物学的活性・免疫化学的性質との因果関係を解明することを目的として行われた。最初に、精製レクチン様抗原のアミノ末端のアミノ酸配列を自動エドマン法により分析することを試みたが、成功には至らなかった。これは、この抗原が糖を多量に含んでいることが障害になっている可能性が考えられ、今後の課題である。アミノ酸配列の情報が得られなかったため、レクチン様抗原の蛋白部分をコードする遺伝子のクローニングについては、融合蛋白の形質発現を行える宿主・ベクター系を用いてライブラリーを作製し、レクチン様抗原に対する特異的抗体をプローブとして、コロニーイムノブロット法により目的とするクローンをスクリーニングした。その結果、1個のポジティブなクローンが得られ、これが持つプラスミドには、約9kbpの断片が挿入されていた。また、同抗体をプローブとしてウエスタンブロット法を行った結果、このクローンは約70kDaの蛋白を発現していることが明らかにされた。同プラスミドの制限酵素地図作製までは完了しているが、塩基配列決定のためのサブクローニングが現在進行中で、その後に塩基配列決定を行う予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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