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1996 Fiscal Year Annual Research Report

インプラント植立後のインプラント周囲滲出液に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08771686
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

武内 義晴  新潟大学, 歯学部, 助手 (10236440)

Keywordsインプラント / インプラント周囲滲出液 / 歯肉溝滲出液 / コラゲナーゼ / MMPs / TIMPs / ヒト
Research Abstract

間質コラゲナーゼに代表されるMMPsとその特異的インヒビターであるTIMPsは組織破壊・修復に関連することから、インプラント植立後の治癒期間において、peri-implant滲出液(PICF)中のコラゲナーゼとTIMPsを解析することは、subclinicalなレベルでの治癒を明確にするために有効に考えられる。一方、歯周炎に伴う結合組織破壊には、MMPsとTIMPsのバランスの崩壊が関与すると考えられている。そこで、PICF・歯肉溝滲出液(GCF)中のTIMP-1量、活性型コラゲナーゼ活性、総コラゲナーゼ活性を解析することとした。対照として、健常者、歯肉炎患者、歯周炎患者のGCFを採取した。同様にして、インプラント植立後の部位およびインプラント周囲炎の部位よりPICFを採取した。まず、GCFを解析した。その結果、歯周炎・歯肉炎患者におけるTIMP-1量、総コラゲナーゼ活性は健常者に比較して有意に高かった。活性型コラゲナーゼ活性は、歯周炎患者が歯肉炎患者・健常者より有意に高かった。またWestern blotによりMMP-8を検索したところ、歯周炎・歯肉炎患者において潜在型および活性型のバンドが検出されたが、健常者では検出されなかった。以上より、炎症歯肉局所では急激な組織破壊を抑制するためにTIMP-1蛋白産生増加が起こっている可能性が示唆された。今後、GCFにおける各項目の関連性をさらに検討し、また、採取したPICFにおける解析を行って行く。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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