1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08874008
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
塩田 隆比呂 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20243008)
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Keywords | 画像認識 / 非線型フィルター |
Research Abstract |
1.Perona-Malik方程式の不連続解の性質を詳しく調べ、S.Kichenassamyの導入した“generalized solution"の概念の問題点を明らかにした。 2.Nitzbergと共同で研究した非線型フィルターに付随する2次型式の固有値・行列式等を用いてtextureを認識・分類することを試みた。またこの方法の画像分割への応用を行った。 3.Peter Hallinanによる陰影を伴う顔の画像データベースを用いた顔の認識の研究(HarvardでのHallinanの学位論文)を参考にして、とくにHallinanの用いたデータベースから影の特徴を抽出することを試みた。 4.なめらかな凸体やその限られた組合せが平面上におかれている場合など、幾何学的に単純な場合について、陰影を伴う画像から陰影の特徴を抽出し、さらにそれを画像の理解に応用することを試みた。(光源の性質にも条件を課すことで部分的な成果が得られたが、一般には物体の形にかなり強い制限を課しても問題が難しいことが明らかになった。)
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